ひらいたかこさん磯田和一さん著の「グリムありますか」を読んで、グリム童話って
どんなのだったっけ?と思って図書館で借りたのがこの本。
「グリム童話集」の原題は、「グリム兄弟によって収集された子どもと家庭の昔話」と
いって、ヤーコプ・グリムとヴィルヘルム・グリムの兄弟が、昔から語り伝えられてきた
お話をまとめたもの。
適切でない表現があったり、子ども向きではないと言われたりして何度となく書き換え
られているので、一般的に知られているのは第7版のお話らしい。
そんなことなら初版を読みたいと思い、これを選んだ。
大人ならこっちのほうがおもしろいんじゃないかな(^^)
確かに、「子どもたちが屠殺ごっこをした話」などはすごすぎて、ったくなんちゅー話!!
なんて本に向かってツッコミを入れてしまったけど(^^;
でも、語り伝わったお話だからこそ残酷だったり飾り気がなかったりするんだろうね。
「灰かぶり(シンデレラ)」では、王子様が持ってきた靴に足を入れるために継姉はナイフ
で踵や爪先を切り落としているし、「白雪姫」を殺そうと企んだのは継母ではなく実母だし・・・。
大人ならではのズルさを描いたお話も幾つかあった。
そして赤ずきんの別バージョンのお話も。
この本は「ベストセレクション」なので36話しか載っていないので、次は全集(156話?)
も読んでみようと思う。
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